子どもの興味に寄り添い、一緒に味わう
お母さん、お子さんといっしょに算数を身体で感じる…
そんなふうに使って頂くためのQ&Aです。

Q. どこから始めていいかわかりません。また、年齢や学年順にやった方がいいですか?
A. 順番にやる必要はありません。
一応、学年別にわけてありますが、同じ単元のもの…例えば、分数なら意味から計算までリンクできるようになっています。
お子さんの興味次第で無理のない範囲で先に進んでも構いません。
もちろん、年齢、学年ごとでもよいでしょう。よく使っている道具、はまっている遊び、興味を持っている事柄、その子の¨今¨と結びつけた取り組みで、数の世界を楽しいと感じる気持ちを育ててあげてください。
Q. どれくらいの頻度で、どんな時に働きかけをするといいですか?
A. 日々の生活シーンや遊びの中で無理なくできるものがほとんどですから、できれば毎日、10分くらい取り組んでみてください。働きかける機会は、日常のさまざまな場面で見つかります。例えば、子どもが何でもはかりに乗せているのを見た時、道具カテゴリーの『はかる道具』の記事を御覧ください。はかりを使ったさまざまな遊び方のアイデアやはかりを上手に読めるようになるための方法を載せています。また、「近頃、買い物ごっこに夢中だな」と感じた時は、遊びのカテゴリーの『ままごと お店屋さんごっこ』や道具のカテゴリーの『お金』の記事を覗いてみてください。きっと役立つアイデアが見つかるはずです。
Q. つまずきを感じる単元がある場合はどう使えばいいですか?
A. 単元ごとに、よくつまずく問題と解決法を紹介しています。特に苦手を感じる部分は、教材の左上の検索欄に苦手なキーワードを打ち込んで、検索でヒットしたいくつかの記事を参考にしてください。つまづきの原因をペーパーによる訓練などで表面的に解決するのではなく、理解のため、日常の中で体験させるようにしてください。体験を通して、理解を深く浸透させることが大切です。
Q. 子どもの興味を見つけられません
A. 道具というカテゴリーがあります。
お子さんと遊びながら、いっしょに楽しいと思える道具はありませんか。まず、それから誘ってみてください。ただし無理強いはしないでくださいね。
Q. 教材は事前に準備した方がいいですか?また、必ず手作りのものでないとダメですか?
A. 事前に準備する必要はありません。お家にあるもので自由に代用してください。ただ、子どもは、いきなり学習に入るよりも、作る作業に自分も関わることで、これから学ぶことに対して、能動的になることが多いです。時間がある時は、子どもといっしょに教材作りを楽しんでみてください。
Q. できない問題があった場合、どうすればいいですか?
A. 今できなくても、気づきをうながすさまざまな取り組み、遊びを用意しています。それまでとは異なるやり方で、深く関わらせてみてください。
Q. 市販のワーク等はやらせない方がいいですか?
A. 年長くらいから、ここで紹介している遊びや取り組みをした後で、問題文をしっかり読み込んで解いていくタイプの市販のワークをして理解を深めることは大事だと思っています。ただし、就学前は、問題文を読むのを手伝ってあげ、手で操作しながら考えられるような教具も用意してあげるようにします。